胸焼け(つぼ症状編)
気持ち悪い胸焼けにはツボ刺激が効く
胸が焼けるように感じられて、不快このうえないのが胸焼け。 これは胃液や十二指腸液が食道まで逆流して食道粘膜を刺激したり、食道の下部を圧迫したりするのが原因といわれています。胸焼けは、一般的に食道に潰瘍があったり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性胃炎、あるいは幽門狭窄などの病気を抱えている人に起こりやすい症状であると考えられています。しかしながら、暴飲暴食や酒の飲み過ぎなどにより胃腸が弱って消化不良をおこしているときにもよく胸焼けが見られますので注意が必要です。こんな胸焼けには、胃上というツボを刺激するととても効果的ですよ。
胃上(いじょう)
胃上というツボは、乳首から真っ直ぐ下ろした線と、へそを横に伸ばした線とが交わる部分から約2センチ上に位置するツボです。効果的な刺激法として、胃上を約3秒間連続で押し揉むなどして刺激し、やすんで、また押し揉む、を繰り返してください。以上のような一連の動作を、食前と食後にそれぞれ約1分おこないましょう。
胃上というツボは消化をよくするツボですので、きちんと刺激をすれば胃液の分泌量を整え、徐々に胸がムカムカ焼けるような感じがおさまってくるのを実感できるはずです。