秋は、なんといっても「食欲の秋」です。
食べ過ぎないように思っても、ついつい食が進んでしまう不思議な季節です。
だからといって、欲望のままに食べてしまうとあとが大変です。こんな季節だからこそ、食べ過ぎには気をつけたいもの。 こういったときにオススメなのが食べ物をつまむ前に、手のひらをつまむことです。


手のひらを強く刺激

人差し指の真下から生命線に沿ったゾーンに「胃・脾・大腸区」があります。
ここを指でギュッとつねったり、ツマ楊枝やヘアピンなどの道具を使って痛いくらい突いたりして、とにかく強く刺激してください。
なでる、揉むといったソフトな刺激では、逆に食欲を増進させてしまう恐れがありますので注意してください。
目安としては、食前に片手20〜30回ずつほど刺激してください。

※この方法は、若い女性のダイエットにも効果的です。

「食欲の秋」だからといって暴飲暴食が続くと、胃腸の調子が乱れてきます。せっかくの「食欲の秋」に食べ過ぎで、何となく胃が重く、食欲もわかないし、食事をしてもおいしくないなんてなんだか格好悪いです。
こんなときは、「中かん」と呼ばれるツボを刺激して胃腸の調子を整えましょう。

中かん(ちゅうかん)
このツボは、みぞおち(胸中央の前面にあるくぼんだところ)とおへその中間にあります。


刺激法
効果的な刺激法として、中かんを手のひらで軽く押さえます。また「手当て」という言葉があるように、手を中かんにあてるだけでも治療効果があります(女性の場合は、右手を下にして両手を重ねてあてましょう)。
中かんは、胃の調子を活性化して食欲を増進させる効果がありますので、胃腸が疲れ気味のときに刺激すると、じわじわ元気を回復できます。
また慢性胃炎でお悩みの方は、中かんに中国温灸をしたり、タバコの火を近づけたり遠ざけたりするなどの温かい刺激を毎日続けていけば、段々と胃の不快感が薄れていくことでしょう。

※ただし中かんへのツボ刺激は、満腹時には控えてください。



食べ過ぎ(耳つぼ編)


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