周りから見ると贅沢のように聞こえるかもしれませんが、痩せている人にとって、太りたいけど太ることができないという悩みは本人にとってはとても深刻です。
実際、痩せるよりも太る方が難しいのです。いくら食べても太れないということは、胃腸が弱い証拠ですから、まずは胃腸の調子を整えましょう。
そのためにはまず、牛乳をよく飲む習慣をつけるとよいでしょう。牛乳は、胃腸の働きをよくするだけでなく、女性にとって深刻な病である骨粗鬆症予防にも効果的な食品です。また牛乳に弱い人は、温めてから夜寝る前に飲みましょう。
そして痩せすぎの人は、牛乳をよく飲むことと併せて以下の3つのツボ刺激をおこなうとよいでしょう。
1.手のひら刺激法
手のひらの生命線の両脇1cmのあたりは、刺激の方法で全く逆の効果を生む不思議な場所です。この部分を優しくもんだりなでたりすると、食欲を増進させる効果があります。食事の前に、何度も丁寧になでましょう(強く刺激すると逆に食欲が抑えられてしまうので注意しましょう)。
2.すね刺激法
膝から足首にかけての向こうずねの外側には、胃の経絡が走っています。このラインを上から下へ刺激すると、消化を促し食欲を増進させる効果が期待できます。骨の1cm外側にあるくぼみを上から下へ強くなでおろすように刺激します。
3.足三里刺激法
足三里は胃の経絡上に位置し、胃を丈夫して食欲を促し、疲労回復にも効果があるツボです。別名「長寿のツボ」と呼ばれ、健康増進のために欠くことのできないツボです。膝蓋靱帯の外側のくぼみに手のひらをあて、指4本置いた向こうずねの外縁にあります。へこんでいて、押すとちょっと痛みを感じるところを探しましょう。指で押しもんでも効果がありますが、ドライヤーの温風や温灸などの温かい刺激を与えると非常に効果的です。
[
戻る
]
Copyright (C) 2006 Sue Kyu, All rights reserved.
※本サイトに掲載された記事および画像を許可なく転載することを禁じます。