ツボを上手に押す方法
①ツボの位置の見つけ方
まずは、各ページに掲載されているツボの位置をあらわす図を見ながら、実際に押し揉んでみましょう。押していると痛いけど気持ちがいい部分にぶつかるはずです。または、凝りやシコリ、冷えなどを感じる部分があるかもしれません。その部分がツボなのです。
ただしツボの位置は、体格によって微妙に差がありますし、同じ人でも体調によって移動する場合もありますので、その都度自分のツボを見つけましょう。
②ツボを押すときのチカラ加減
ツボは、親指などの指で押しも揉みして「痛いけど気持ちがいい」と感じるくらいの強さが最適です。「1、2、3、4!」で息を吐きながら押し揉みして、「5、6、7、8!」で息を吸いながら力を抜きます。これを1ヶ所につき大体5~10回繰り返します。
また、力を緩めるときも指は肌(ツボ)から離さないように、そしてあまり強く押しすぎないように注意しましょう。
③お風呂あがりや寝る前がベスト
ツボ刺激は、入浴後や就寝前のリラックスタイムにおこなうのが最適です。でも、あまりこだわることはなく、通勤電車の中で手のツボを押し揉んだり、仕事中に気分転換をかねて足裏をちょっと刺激したり等、いつでも気が向いたときに刺激してみてください。ただし、食後すぐや、お酒を飲んだときは控えましょう。
④ツボへの様々な刺激方法
ツボへの刺激は、手の親指を使っておこなうのが基本です。私たちの指先は、とても繊細で皮膚の微妙な変化(しこりがあるとか温度差が違うなど)を感じ取ることができます。これは、ツボを探すのにとても大切なポイントです。また親指だからこそ、“痛気持ちいい”という絶妙な力配分を実現することができるのです。
しかし、爪のかどにある小さなツボは親指では押しにくいですし、土踏まず全体に広がるゾーンを刺激したり、足のかかとのような固いゾーンを親指で刺激するととても疲れてしまいます。そんなときは以下の小道具を使うといいですよ。
・ゴルフボール
足裏全体で踏みつけたり転がしたり、背中を上にのせてゴロゴロしたりすると効果的。
・ドライヤー
ドライヤーで温めれば温熱刺激の効果があるので、ツボ刺激と併用してみましょう。
・爪楊枝
爪楊枝の頭の部分やノック式ボールペンの先(ペン先はださない)でピンポイントで刺激することも効果的。
・たわし
皮膚がほんのり赤くなるまでたわしで擦るのも結構効果的です。