イライラ解消するツボ(初心者編)
ちょっとしたことで腹が立ったり些細な事で怒ったり、イライラしているなと感じたら注意して鏡を見ましょう。知らず知らずに厳しい表情になっているからです。これでは人にマイナスの印象を与えてしまいます。イライラの原因として、肝機能の低下が考えられます。こんな時は、肝臓の働きを活発にするツボ押しで、明るく柔和な表情を取り戻しましょう。 紹介するツボは3つ。疲れた肝臓の働きを回復させる神門(しんもん)と大敦(たいとん)、気持ちを落ち着かせる手心(しゅうしん)です。 |
掌と手首のつけ根にある横じわと、小指から手首に下ろした線が交わったあたり。横じわの上を指先で押さえてみて、少しへこんでいるところがツボです。 |
||
手首を4本の指で抱えるように支え、親指で神門を押さえます。そのままの状態で、手首を掌側に倒し、倒しきったら次に手の甲側にそらす動作をゆっくりと繰り返します。手首を掌側に倒す時にツボが圧迫され、ほどよい刺激を与えます。左右の手首をそれぞれ1~2分行ないます。 |
足の親指の爪の生え際、人差し指側にあります。 |
||
親指を両側からはさむように、大敦と親指の外側部分を強く押さえては緩め、押さえては緩めを繰り返します。左右それぞれ1~2分行ないます。大敦を刺激することで鈍くなっていた肝機能が高まります。なお、大敦から親指のつけ根に移動しながら押し揉むと、二日酔いの時に効果があります。また、飲む前にこの方法で親指を揉んでおくと二日酔いになりにくくもなります。とはいえ、飲みすぎにはくれぐれもご注意ください。 |
掌の真ん中にあります。 |
||
手心を中心に「の」の字を描くように、親指でゆっくりと押し揉みます。この時、心の中で「大丈夫、大丈夫」と繰り返して、気持ちを落ち着けるようにします。左右1~2分行ないます。なお、この「の」の字書きは、緊張した時にも有効です。ここ一番といった緊張を強いられる時にお試しください。不思議なくらい心が落ち着いてきます。 |