脂肪太りを血太りともいいますが、一般にこのタイプの方は、血液中に脂質がたまりやすい体質です。血液中に脂質がたくさん蓄積されると、その結果、血行が悪くなって内臓全体の働きも鈍くなり、ますます太りやすくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
そこで、脾経と胃経という2本の経絡の流れをよくすることが重要です。脾とは、すい臓のことで、胃経は脾経の効果を高める働きがあります。すい臓から分泌されているのが、脂肪細胞の脂質取り込みを促す働きをもつインシュリンというホルモンです。そのため、インシュリンが過剰に分泌されると、血液中にある脂質がどんどん脂肪細胞に取り込まれて太ってしまいます。
このインシュリンの過剰分泌を防ぐには、脾経や胃経の流れをよくし、すい臓の働きを整えることです。脾経と胃経の働きが活発になるのが、朝食を食べてしばらくたった、内臓が朝食を消化している時間帯です。そこで朝食には、これらの経絡の流れをよくして、さらに血液中の無駄な脂質を排出する働きがある大豆やにらなどを摂るように心がけましょう。
[
戻る
]
[
ツボへ
]
Copy&Copyright; Sue Kyu All right reserved.
※本サイトに掲載された記事および画像を許可なく転載することを禁じます。