咳を止めるのに効果的なツボ(手つぼ編)
咳が出たらすかさず手ツボを刺激しよう
咳(せき)は軌道に侵入してきた異物を外に出すために起こる生理的反応です。ホコリやタバコの煙などでも咳き込みますが、最も多い原因は風邪です。コンコン程度の咳ならまだ我慢できますが、ゴホンゴホンやゼイゼイまでいくとつらいだけでなく、体力を消耗して、ますます風邪をこじらせてしまうことになります。咳が出てしまうのは、喉や気管支、肺が弱っているからなので、咳の症状を早めに改善するためにも手にある太淵というツボを刺激するとよいでしょう。
また最近は、咳をしてしまうだけで周りから白い目で見られがちなので、外出中などに咳が出たら、同様にツボを刺激するとよいでしょう。
太淵
太淵というツボは、手首の横ジワと親指の外側の縁が交わるところに位置します。刺激することで、のどの痛みや咳など呼吸器系の症状にすぐれた効果を発揮してくれます。親指をツボにあてて、左右各1~2分程度、押し揉むとよいでしょう。
少沢
少沢は、小指の外側の爪の付け根部分に位置するツボで、刺激することで内蔵機能を高めて体力を蘇らせる効果があります。反対の親指と人差し指ではさむように押し揉んだり、こすったりして刺激しましょう。
※手にあるツボ以外にも、電車の中などで咳き込んでしまった際、吊革につかまっていて両手が使えず手にある太淵のツボを刺激できない場合は、首の付け根中央のへこんだところに位置する天突というツボに指をあてて、ななめ下にむかってやさしく押し揉むようにするとよいでしょう。決して強く押したり、垂直に押したりしてはいけません。