寝違えを改善するツボ(手つぼ編)
寝違えには無理に首を動かさずにツボを刺激しましょう
朝起きたら首が痛くて回らないといった経験をした方は多いと思います。そんな寝違えは、痛くてつらいものです。寝違えの原因は、不自然な姿勢で寝ていたからで、中国はこのことを「落枕」と言いますが、寝違えて首が回らなくなったときに使うツボも「落枕」と呼ぶのです。
首が回らないくらい痛くても、落枕というツボを刺激しながらだと首が動かせるようになるほど即効性があります。だからこそ落枕をこまめに押し揉みしていると、ひどい寝違えでも早めに治ります。また冷房病や交通事故によるムチウチ症といった症状にも有効です。落枕とあわせて頸頂点というツボも刺激すると血行が促されて、さらに効果的なので試してみてください。
落枕
人差し指と中指の間の掌指関節から1㎝さがったところに位置するツボが落枕です。押し揉むとピリッと圧痛を感じるところが落枕です。落枕はまさに寝違えに効くツボで、落枕への効果的な刺激法としては、もう一方の手の親指の先を落枕にあてますが、落枕が骨と骨の間のせまい部分にあるので親指を縦にして骨の間に押し入りながら押し揉むとよいでしょう。目安としては、左右各1~2分程度、朝晩おこなうと寝違えの回復も早くなるでしょう。
頸頂点
頸頂点は、人差し指の中指側の掌指関節(手をグーに握ったときに骨がでている部分)の間に位置するツボで、刺激することで血行が促進されるので、寝違えた場合は落枕とともに刺激すると効果的です。親指に力をいれて上下に押し揉みましょう。 あわせて、腕の親指側にある上廉というツボを押すとさらにおすすめです。