喉の痛みを改善するツボ(手つぼ編)
のどの炎症には手つぼを刺激して炎症を抑えて抵抗力を高めよう
のどの痛みで最も多いのは扁桃腺の腫れが原因によっておこるもので、その主な原因は風邪です。そんな喉の痛みには、喉の炎症を抑えつつ、体の抵抗力を高めてくれるツボを刺激するのが効果的です。おすすめな手つぼは4つ。喉や呼吸器系に効く太淵・頸咽ゾーン・咽頭点、そして万能なツボである合谷が効果を発揮します。
また、カラオケ症候群といわれる喉の病気もあります。喉の使い過ぎで声帯に炎症が起きてしまうので、こうならないようによく喉を使う方はツボを刺激して予防に心がけましょう。ただし、唾液を飲み込むのが困難なほど症状が悪化してしまった場合は、専門医に診てもらいましょう。
太淵
手首の横ジワと親指の外側の縁とが交わる部分にあるツボで、のどの痛みや咳など呼吸器系の症状にすぐれた効果を発揮してくれます。1~2分程度、回数にすると10~20回刺激しましょう(他のツボについても同様に刺激します)。
頸咽ゾーン
手の甲の中指の付け根に位置するツボで、弱い刺激で押し揉むようにしましょう。ツボに親指を当てて、やさしく上下させるように刺激してもよいでしょう。
咽頭点
中指の掌指関節(手をグーにするとき骨が出ているところ)の間の薬指側に位置するツボで、その名のとおり喉の状態を改善してくれるため、喉の弱い方はこのツボに生の米粒を貼っておくと腫れの予防になります。
合谷
合谷は、いろんな症状に効く万能のツボで、親指と人差し指が交わる手前のくぼみに位置します。喉に痛みを感じたときにやや強めに押し揉みしましょう。