健康十巧とは、手や耳のツボを効率よく刺激して、全身の血液循環を促します。実に簡単で健康十巧をやり終わった後は、体はポカポカ、頭スッキリすること間違いなしの簡単健康法です。健康十巧は、様々な症状に効果を発揮し、実際、中国の多くの病院でおこなわれていますので皆様も是非試してみてくださいね。
健康十巧は、起床時におこなうのがオススメですが、いつでもどこでも簡単におこなえる健康法ですので、暇を見つけておこなうとよいでしょう。


第一巧
図のように両手を軽く握って胸の前に置き、少し手首を曲げます。両手の「合谷(親指と人さし指との間にある骨の分かれ目に位置するツボ)」同士がぶつかり合うよう、リズミカルに36回打ち合わせてください。

※万能のツボである「合谷」を刺激するため、疲れ眼や鼻炎、頭痛、口内炎、風邪による咳やくしゃみなどの症状に効果的です(基本的に胸から上のどんな症状にも効きます)。

第二巧
図のように両方の手のひらを上に向けて、「後渓(小指の付け根下に位置するツボ)」同士がぶつかり合うよう、リズミカルに36回打ち合わせてください。

※頭と首の緊張をほぐして、頭痛やコリに効果的です。耳鳴りやボケ防止に、さらにはヘルニアや骨や筋の故障にも効果を発揮します。

第三巧
図のように両方の手のひらを上に向けて、「大陵穴(手首の内側中央に位置するツボ)」同士がぶつかり合うよう、リズミカルに36回打ち合わせてください。

※心臓の強化に役立つほか、息苦しさやイライラ、憂鬱、気分が晴れないなどの神経系のトラブルに効果的です。

第四巧
図のように両方の「虎口(親指と人さし指の股に位置するツボ)」同士を36回交互に打ち合わせてください。

※末梢部の血行を促すので、手足のしびれや冷えに威力を発揮します。

第五巧
第四巧を刺激した「虎口」以外の指の股同士を36回打ち合わせます。

※「虎口」も含め、両手を合わせて8個の指股にあるツボを総称して「八邪」と呼びます。末梢部の血行を促すので、手足のしびれや冷えに威力を発揮します。

第六巧
図のように左手をグー、右手をパーにして、左手のこぶしを直角に右手のひらに当てるように36回叩きます。
第七巧
グー、パーの手を替えて第六巧と同じように36回叩きます。

※手のひら中央にある「労宮」は、疲労回復と精神安定にとても効果的なツボ。このツボを刺激することで、寝覚めもよくなりますよ。

第八巧
図のように両手の甲同士を36回打ち合わせましょう。両手を打ち合わせることで、手の甲にある「三焦経」と「陽池」を刺激します。

※「三焦経」と「陽池」は、内臓の機能を高め糖尿病にも有効なツボです。

第九巧
図のように耳ツボを刺激します。両方の耳たぶを親指と人さし指で掴んで引っ張るように、36回押し揉みましょう。

※耳ツボを刺激することで、首から上の血行が促され顔や頭の老化防止に効果的です。

第十巧
両手をこすり合わせて温め、手のひらの中心を左右それぞれの目にあてましょう。その状態で、両目の眼球を右回り、左回りにそれぞれ回す運動を、各6回ずつおこないます。

※この眼球運動は、近視や老眼などの視力回復に効果があります。






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